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PRP(血小板療法)とは?

HOME 肌の再生医療と他の美容療法との違いPRP(血小板療法)とは?

PRP(血小板療法)とは?

PRPとは血小板による治療です。
PRP治療は美容目的に開発された治療ではありません。始めは歯科領域で使われ始め、次に整形外科領域や美容領域に使われ始めました。
もともと血小板(PRP)には傷を治す効果があることが古くから知られていました。この事実は中学校の理科の教科書にも記載されています。

血小板の働き

血液は赤血球、白血球、そして血小板からなっていて赤血球は酸素を体の隅々まで運ぶ。

白血球は体内のバイキンと戦う。そして血小板は出血を止める。

しかし、血小板の働きによって出血が止まった後、血小板がどのような働きをするかは中学校の教科書レベルには記載されていません。もちろん、怪我をして血が止まらなかったら体中の全部の血液が流れ出してしまって、死んでしまいます。その蓋をするのが血小板の塊です。これがカサブタです。
そして、ここからが重要なのですが、新しいカサブタは剥がすと血が出てきますが、古いカサブタをはがしても血は出てきません。カサブタの下に新しい皮ふ(肌)ができているからです。これを専門用語では『創傷治癒』といいます。つまり、カサブタ(=血小板)には新しい皮ふを作る働きがあるのです。もちろん、血小板のこの作用(創傷治癒)は皮膚を修復するだけではなく、骨を修復したり、関節を修復したりする作用もあるので、歯科領域や整形外科領域でも使われているのです。ヤンキースのマー君こと田中将大投手がPRP治療を受けたのは皆さんもご存知かと思います。

PRP(血小板療法)と美容

「PRPとは?」でPRP(血小板)の働きを書きましたが、現在日本では非常に多くの美容クリニックでこのPRP療法が行われています。その根拠は、ずばり、血小板には皮膚を再生する効果があるからです。
しわができてしまった肌、目の下のクマ、ほうれい線、マリオネットライン。肌が衰るこれらの症状全てがこのPRP療法の対象になっています。

「PRP」による美容医療と「肌細胞」による肌の再生医療

今では日本でこのPRP療法を行う医療機関は800院(※歯科領域、整形領域含む。治療実績は不明。厚労省発表)ほど存在しています。美容医療クリニックに限っていっても100院以上のクリニックが「PRP」による肌の再生医療を導入しています。そしてこの治療が始まってから10年ほどが経過しました。

「肌細胞」療法は1996年に米国で始まりました。その約10年後の2007年、「肌細胞」療法に対しFDA(米国の厚労省に相当する機関)が正式治療として認可しました。そして約じ10年後の2006年、RDクリニックが日本で「肌細胞」による肌の再生医療を始めました。
一方、10年前の日本では、PRP療法はまだ出たばかりの治療方法であり、色々な医師が研究的実験的に「PRP」による再生医療の治療を行っていました。「PRP」に成長因子を混入したり、ヒアルロン酸を混入したり、ボトックスを入れたりと、とにかくいろいろな実験医療を行っていたのは確かでした。

しかし、学会などでも盛んに議論され冒頭に話したように「PRPによる肌の再生医療には効果がある」ことはほぼ確実になり、10年の歳月を経て、考えられる副作用の検証が終わり、ほぼその安全性が認識されるようになりました。PRPは安全性や有効性が確立された美容医療のメニューの一つです。

PRP(多血小板療法)の副作用について

PRP(多血小板療法)は自分自身の血液の中にある血小板を用いて行う再生医療のひとつです。PRP療法を含めた再生医療が、今最も注目されているのは、再生医療には非常に副作用が少ないと考えられているからです。
従い、基本的に安心して、それほど副作用のことを考えずにPRP療法を受けても、ほとんど問題はありません。ただし、副作用のことをそれほど考えなくてもよい、PRPによる副作用はほとんどないといっても、医療行為であることに変わりはありません。医療行為である以上、何の副作用もない医療行為など存在しませんから、PRPによる副作用で注意が必要なのが以下の2点です。
まず1番目として感染症という副作用。2番目には「効果が全くない」という副作用が考えられます。
ただ2番目の「効果がまったくない」というのは厳密には副作用ではありませんが、痛い思いをして、しかも高い費用を支払って「効果がない」というのは患者さんにとっては「副作用」以外の何物でもありません。以下では「感染症」という副作用について詳しく説明してきます。

PRPの副作用「感染症」

PRP皮膚再生療法

PRPの副作用である「感染症」。
これはPRPそのものによる副作用ではなく細菌汚染されたPRPを使用することによる2次的な副作用です。皆さんもご存知かもしれませんが、レーシック治療の際に感染症が集団発生し、失明などの医療被害が起こったことは記憶に新しいと思います。この事件は、レーシックそのものによる副作用ではなく、感染症対策を怠ったための副作用・医療事故でした。
全く同じように、細菌汚染されたPRPでは感染症の副作用に十分注意しなくてはなりません。赤みがなかなかひかない、腫れが長引く、かゆみや熱感がある…これらはPRPによる感染症の副作用の可能性が考えられます。
ほとんどの場合、これら感染症による副作用症状は自然治癒してしまいますが、重度になると蜂窩織炎、膿症を引き起こし、潰瘍形成から顔面変形といった重篤な事態も考えられなくはありません。

PRPの副作用「感染症」はどのように起こるのか?

PRP療法は自分自身の血液を採血という形で自分の体外に取り出し、その血液から血小板を抽出する作業が必要になります。つまり、血液に人為的な操作が加えられる際、細菌に汚染される可能性があるのです。
現在は再生医療に関する法律ができて、この辺の安全対策も進んできていますが、一度自分がPRP療法を受けられるクリニックを確認したほうがいいでしょう。

PRP皮膚再生療法

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PRP皮膚再生療法について

このコンテンツは私が書きました

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北條 元治 医師

お肌に関することでお悩みの方は、ぜひ一度カウンセリングへお越しください。
RD クリニックでは、ご自身の肌細胞を培養・移植する根本治療「肌の再生医療」
を再生医療専門クリニックとして、お一人お一人のお悩みに合わせてしっかりと
カウンセリングをし責任をもって治療しております。

北條医師プロフィール

RDクリニック医師、株式会社セルバンク代表取締役、東海大学医学部非常勤講師、形成外科医、医学博士。1964年長野県生まれ。1991年、弘前大学医学部卒業。信州大学医学部付属病院勤務を経て、ペンシルベニア大学医学部で培養皮膚を研究。帰国後、東海大学医学部にて同研究と熱傷治療に従事。2004年、細胞保管や再生医療技術支援を行う株式会社セルバンク設立。2005年、RDクリニック開設に際し、培養皮膚の特許を供与。著書多数出版。