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ゴルゴ線(ゴルゴライン)とは?原因と肌の再生医療での治療について

Contents
  1. ゴルゴ線(ゴルゴライン)について
  2. セルフケアでゴルゴ線を改善できる?
  3. 肌の再生医療によるゴルゴ線の治療
  4. 肌の再生医療で改善したゴルゴ線の症例

ゴルゴ線(ゴルゴライン)について

眼頭の部分から頬の中央に沿って斜め下方に表れる直線的なくぼみ(ライン)を、ゴルゴ線またはゴルゴラインと言います。同じく顔にできる老けた印象を与えるほうれい線は、実は子供にもあります。一方、ゴルゴ線は子供のころにはありません。無かったものが加齢によって出現したものですから、ほうれい線より、より一層、老けた感じを強く印象付けるのかもしれません。

ほうれい線やマリオネットラインは、ほぼすべての人に出現する加齢ジワで、30代後半から少しずつ表れ、50代くらいから明らかに目立ってきます。しかしゴルゴ線はすべての人に出るというわけではありません。主に生まれ持った骨格や顔面の皮下脂肪の量やその分布によって、ゴルゴ線が表れる人と表れない人がいます。

ゴルゴ線(ゴルゴライン)という名称について

漫画の「ゴルゴ13」の頬にある線が似ていることからゴルゴ線(ゴルゴライン)といつのころからか呼ばれたものです。もちろん医学的用語ではありません。

ゴルゴ線が表れるまで

ほうれい線は、程度の差こそあれ性別・年齢に関わらずすべての人にありますが、ゴルゴ線はできる人もいれば、全く出現しない人もいます。しかし、基本的に高齢になるにしたがってゴルゴ線がある人の割合が高くなってきます。

ほうれい線、マリオネットライン、ゴルゴ線などのお顔にできる「シワ」は、その性質がそれぞれ異なっています。

ほうれい線は、皮膚そのものが衰えてできるシワです。つまり加齢により皮膚のハリ・弾力が低下し、皮膚が薄くなりたるんでしまうことで、溝ができてしまったものです。

一方、ゴルゴ線は、マリオネットラインと同じく、表情筋、筋膜の衰えが主な原因です。しかし、お年を召した人には必ず出てきてしまうマリオネットラインと違い、ゴルゴ線は必ずしも全員にできるものではありません。そのためゴルゴ線の原因には、顔面皮下脂肪の分布や、頬骨などの骨格の要因も大きく関与しているのです。

頬骨の張っている人(頬骨が飛び出している人)はゴルゴ線ができにくく、欧米人のように扁平な頬骨を持つ人にはゴルゴ線が多くみられます。そしてゴルゴ線のできる位置は、ほとんどが眼輪筋下縁あたりですから、皮膚と眼輪筋下縁に何らか生まれつきの癒着(えくぼ)が原因の場合もあります。しかし多くの場合、皮下脂肪の減少と表情筋の衰えから隙間ができて、そのシルエットが外から見えてしまう現象なのです。

セルフケアでゴルゴ線を改善できる?

セルフケアでゴルゴ線を改善することはできるのでしょうか。

ゴルゴ線と表情筋トレーニング

ゴルゴ線を消すために表情筋トレーニングをしてみよう、と考える方もいるかもしれません。

もしも、ゴルゴ線のできる最も大きな原因が表情筋の衰えであるならば、表情筋を鍛えることで予防ができたり、改善に繋がるのではないかという意見もあります。

しかし、実際には表情筋トレーニングはゴルゴ線に対してはあまり効果が見込めません。ですが、ゴルゴ線を悪化させるというわけでもありません。医学的に表情筋は動かしても(エクササイズしても)、あまり鍛えることができない筋肉であるというのが医学的見解です。

また、過度な表情筋トレーニングはかえって新たなシワの原因になりかねませんので、注意が必要です。もし表情筋トレーニングを行なうのであれば、ゴルゴ線の改善目的ではなく、あくまで血行を良くすることなどを目的とし、適度に行なうことをおすすめします。

ゴルゴ線ができないような日々のケア

ゴルゴ線が表れる原因は、元々の骨格に加えて、お肌と表情筋・筋膜の衰え(老化)でより目立つようになることがわかりました。それでは、ゴルゴ線がなるべく目立たないようにするにはどうしたらいいでしょうか。

誰しもが年を重ねるごとに老化をしていきますが、老化の速度は人によって違います。バランスの取れた食事、質の良い睡眠など生活の質を上げることと、タバコや睡眠不足、紫外線、乾燥などのお肌へのダメージや・身体の負担になることを避けることで、老化のスピードをコントロールできるとよいでしょう。

肌の再生医療によるゴルゴ線の治療

ゴルゴ線が出て気になっている方は「年齢を重ねてから気になりだした」「昔はなかったのにこの頃気になる」というように、加齢に伴って気になりだした方が大半だと思います。加齢によりお肌のハリ・弾力が失われると、お肌の下にある皮下脂肪や筋肉のくぼみ(溝)が気になってしまうのは事実です。

肌の再生医療は、ご自身から採取した少量の皮膚片から、肌細胞(真皮線維芽細胞)を取り出し、専門施設で培養・増殖させ、ハリや潤いが失われ老化してしまった真皮層に移植する事で、肌細胞の数を増やし、肌の老化を改善させる治療法です。

肌細胞は、お肌のハリや弾力を保つ「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「エラスチン」という3つの成分を生み出す働き者の細胞です。肌細胞を増やしてあげることで、お肌にハリと弾力が蘇り、結果として加齢に伴って気になりだしたゴルゴ線の改善に繋がります。

肌の再生医療で改善した
ゴルゴ線の症例

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